Szgaia'S blog

世界と戦い、子育てを楽しむ人生

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鹿島アントラーズに学ぶ、転職の多いこの時世の人財マネジメント その1

こんにちは。

転職が多いこのご時世、どなたも人財マネジメントに苦労しているのではないでしょうか?

私も部下を抱える身ですので、優秀な部下が常々欲しいと思っています。私の部下はとても優秀です。が!いつ異動するかわかりませんし、転職するかもしれません。私の場合は人事部ではないですが、転職が普通な世の中、常に優秀な人材を求めるのは常です。

そんなご時世の中、僕は人財マネジメントの見本とも言えるのが鹿島アントラーズの人財マネジメントだと思っています。

 

鹿島アントラーズの人財マネジメントがこのご時世に合致する理由は3つ
(1)優秀な人財をリクルートしている
(2)優秀な人財が出戻る
(3)(1)(2)が持続的に続けている
です。これについて詳しく述べていきたいと思います。本記事では(1)について書きます。次の記事で論じるための背景知識的な部分もあります。

この記事と次の記事を読めば、どのように部下を教育すればよいか、人財マネジメントをどのようにしていけばよいか、そしてグローバルなマネジメントについても理解を深められると思います。

 

1、優秀な人財をリクルートしている

色々と要因はあるでしょうが、僕は大きく4つの理由があると思っています。

1-1、社外も知る社訓=会社の方向性にあった人財のリクルート

アントラーズには有名な社訓、ジーコスピリットがあります。

ジーコスピリットとは、
TRABALHO(献身)
LEALDADE(誠実)
RESPEITO(尊重)


です。社外にも有名というのは非常に強いブランドです。具体的には、アントラーズというチームに入るにはプレーでジーコスピリットを体現している必要がある、とサッカー選手や高校生、大学生に思わせることができる。

これが必然的に会社の方向性にあった人財の選定の可能性が高くなるということです。

 

これから得られる教訓は、社訓は会社内だけでなく、社外にこそ発信していくべき、というものです。そして、この意識は海外の企業の方と日本企業を比べると雲泥の差です。

1-2、元有名海外サッカー選手(≒敏腕リクルーター)の人脈

世界中には数多の選手がいます。日本人は情報が豊富にあっても、海外選手においてはそうではありません。当然、海外の選手は日本人にはない力強さ・うまさを持っていて、良い成績を上げるには彼らの力を借りなければなりません。

 

選手の情報を得るには代理人(サッカー選手のリクルーター・エージェントのようなお仕事)から得るというのが一般的です。当然代理人は選手を売り出すのが一番の仕事ですから主観が混ざります。さらに言えば、代理人は推薦先のチームの理念をよく理解していないことが当然ながら多いでしょう。ですから、そのチームにあって、かつ優秀な選手を獲得することは実はとても難しいことなのです。

 

ここで有用なのが、元所属外国人選手のつてです。

鹿島には有名な外国人が多数所属していました。当然、その最たる例がジーコです。

 

ジーコはサッカー王国ブラジルで、神と言われる人物です。神と書きましたが、影響力は甚大です。例えば、1994年の現役ブラジル代表10番レオナルドの移籍。これはジーコの功績です。そして、同じく現役ブラジル代表のジョルジーニョ。W杯優勝戦士。彼もジーコ鹿島アントラーズに呼びました。

 

今年12ゴールを上げてチーム内得点王のセルジーニョ。彼もジーコが呼びました。セルジーニョは移籍の際に中東のクラブからも声がかかっていました。中東のクラブと言えば金満クラブ。おそらく年棒鹿島アントラーズよりも上だったはず。ですが、セルジーニョ鹿島アントラーズを選びました。彼はこのように言っています。「ジーコから興味を持たれたと聞いて即決しました。あれだけの方が自分を探してくれたことは非常に光栄なことですし、それに応えたいと思いましたから。」

www.so-net.ne.jp

 

このような元所属選手が外国籍選手を引っ張ってくることは鹿島アントラーズだけではありません。2019年12月に大宮アルディージャはネルミン・ハスキッチ選手の加入を発表しましたが、彼が加入を決めたのは元所属選手のドラガン・ムルジャ選手の影響とのことです。ムルジャ選手も元セルビア代表の選手で影響力が強いのです。

 

アントラーズは過去にブラジル代表の選手が多数所属したことが強みです。ジーコトニーニョ・セレーゾ(選手としての所属はなし)、ビスマルク、レオナルド、ジョルジーニョ…彼らがアントラーズにいい選手を連れてきてくれるのです。


例えるなら、ジーコは大袈裟ではなく、サッカー界のジェフ・ベゾス、スティーブス・ジョブスクラスの人です。彼が現役ブラジル代表の10番を引っ張ってくるということは、言うなれば新興で勢いのあるCEO、例えばトラビス・カラニックを引っ張ってくるようなものです。「影響力が強い=サッカー選手として大成功した」という構図が当然強いので、鹿島アントラーズはとても恵まれています。

 

彼以外にも、元ブラジル代表のビスマルク、上述のレオナルド、ジョルジーニョなど、鹿島アントラーズに強くコネクションを持つ元名選手≒多数の敏腕リクルーターの存在は大きいです。

 

ここから得られる教訓は、元社員によって愛される会社づくり、それに加えて元社員が元いた会社を推薦してくれる程、退職後の良好な関係性を築いていることが、優秀な人財のリクルートに繋がっている、ということです。ただし、このような現象はスポーツクラブ特有のことです。

 

1-3、海外移籍実績

鹿島アントラーズは海外移籍(ヨーロッパ)をした若手が多いです。これは若手にとっては登竜門的なチームになります。


例を挙げると…

鈴木隆行 鹿島アントラーズ→ゲンク(ベルギー)

柳沢敦 鹿島アントラーズサンプドリア(イタリア)

中田浩二 鹿島アントラーズマルセイユ(フランス )

小笠原満男 鹿島アントラーズメッシーナ(イタリア)

内田篤人 鹿島アントラーズシャルケ(ドイツ)

伊野波雅彦 鹿島アントラーズハイデュク・スプリトクロアチア

大迫勇也 鹿島アントラーズ→1860ベルリン(ドイツ)

柴崎岳 鹿島アントラーズテネリフェ(スペイン)

豊川雄太 鹿島アントラーズ→オイペン(ベルギー)

植田直通 鹿島アントラーズセルクル・ブルージュ(ベルギー)

鈴木優磨 鹿島アントラーズ→シント・トロイデン(ベルギー)

昌子源 鹿島アントラーズトゥールーズ(フランス)

安西幸輝 鹿島アントラーズポルティモンセ(ポルトガル

安部裕葵 鹿島アントラーズバルセロナ(スペイン)

 


抜けていたらすみません。

これだけの選手がヨーロッパ移籍していたら、登竜門としてのブランドは出来上がります。海外においては一つの会社に留まる人ばかりではなく、定期的にステップアップしていくスタイルも多いです。つまり、ステップアップできる会社だということも存分にアピールしていかなければ優秀な人材は集まりません。そういう方向にシフトしていくでしょう。

  

1-4、これまでの実績がずば抜けて優秀

これは言わずもがなですね。強いチームには優秀な人財が集まります。これについては以前の記事をご覧ください。

szgaia.hatenadiary.jp

 


ここまで読んでくださりありがとうございます。

次回はこれを踏まえて

(2)優秀な人財が出戻る
(3)(1)(2)が持続的に続けている

について論じていきたいと思います。

 

ありがとうございました!

 

Szgaia